ブランドや企業、団体などが顔として使用するのがロゴです。ロゴを見ただけで企業やショップ、ブランドや商品、サービス、団体などをすぐに連想することができるものも多くあります。看板や広告、ホームページや商品パッケージ、名刺やショップ袋など様々なところでロゴは取り入れられており、ロゴのついた商品や袋などを消費者に持ち歩いてもらうことで広告のような役割も果たすことができます。
一言でロゴと言っても、ブランドの名前やマーク、カラーなどいくつものパターンから作成することができ、そこに経営理念や業種なども織り込む場合、ロゴを作成しようと考えている人は頭を悩ませてしまうのではないでしょうか。
そこでここでは、ロゴに関する知識やロゴを作成するポイント、制作会社に依頼した際に利用することができる無料提案サービスなどについて紹介します。
ロゴの役割
ロゴは企業理念やコンセプト、創業や歴史、事業内容などをアピールする役割と製品やサービスの存在を発信し、他社との差別化を図るという2つの役割があります。消費者の目線で言えば、後者の製品やサービスを発信し、他社との差別化を図るブランディング要素が強いのではないでしょうか。
ロゴは企業やブランドの顔として多くの人の目に触れる機会が多いことから、心理に浸透し、製品やサービス、ブランドイメージを強く伝えることができるものです。参考⇒ロゴマークおしゃれ
訴求力のあるロゴを作るために
多くの人に認知される、親しまれるというのはロゴ作成において重要なポイントです。企業やブランドの顔となるロゴをなんとなく作成するのは非常にもったいないことです。
そこでより訴求力のあるロゴを作るためのポイントをいくつか紹介します。まず1つ目はロゴが様々なシチュエーションで使用されることを想定しているかという点です。例えばカラーにこだわって作成したロゴも白黒の印刷物ではその良さがなかなか活かせませんし、必ずしもロゴが名刺や封筒、袋などの紙製品に使用されるというわけではなく、ゴム印やシートなどに使用する場面も多くあります。
ロゴのデザインと使用する素材の相性も考える必要があります。どんな素材でも、モノクロでもすぐに企業やブランドをイメージすることができるシンプルなロゴがおすすめです。2つめは色についてです。もちろん白黒の印刷物の上では色の良さを活かすことはできませんが、それでも色も企業やブランドの顔になることも多いです。
実際の企業やブランドが使用しているロゴを想像してみましょう。色が変わると違和感を感じるのではないでしょうか。他の企業やブランドがどんな色を使用しているかしっかり調査をして決めるようにしましょう。3つ目はアプリアイコンに展開できるかについてです。
近年急速に普及しているのがスマホ関連のアプリであり、企業やブランドもアプリを開発しています。アプリを制作する可能性を見越して、アプリのアイコンに展開しやすいかどうかを考えておくとよいでしょう。
ロゴの作成で気をつけたいポイント
デザインは無限大にあることからロゴを作成する際は様々なアイディアが出てきます。とここで気をつけたいのが、作成したロゴは完全にオリジナルであるかどうかです。著作権の問題が発生するのを防ぐためにロゴを作成する際は完全にオリジナルの要素を組み込む必要があります。
完全にオリジナルかどうかについてはフォントも関係しています。ロゴの中に組み込んでいるフォントはソフトウェアです。無料でダウンロードできるものから有料でダウンロードできるものまで様々ですが、特に無料のフォントはライセンス情報が公開されていないことが多いことから、商業的な利用をする場合はライセンスを購入する必要があります。
制作会社に依頼する
ロゴの制作はフリーソフトなどを使用することで自分でも作成することができますが、訴求力のあるロゴ、著作権問題に発展しないロゴを作るという場合はプロに依頼するのがおすすめです。特にロゴ制作にクオリティーを求めるのであれば、プロであるデザイナーは欠かせない存在です。
制作会社に依頼する場合、一般的には制作会社のウェブサイトから問い合わせをし、依頼の相談を行います。企業やブランドのコンセプト、業種、デザインの希望やカラーの希望など細かに要望を伝えましょう。納期や依頼する場合に発生する料金についても交渉が行われ、契約が成立すると作業が開始されます。
制作作業の途中でイメージの共有を図るために打ち合わせを何度か重ねながら最終的に納得の行くデザインに仕上げてもらいます。
無料提案サービスを利用する
ロゴの制作会社に依頼する際に、いったいいくらかかるのか費用面が気になるという人も多いのではないでしょうか。よりクオリティの高いロゴの制作を考えていても制作にかける費用には予算があります。また費用面での交渉がスムーズにできても修正依頼によるトラブルが起こるケースも少なくありません。
事前の打ち合わせの際に細かなところまでしっかり確認しておくことが大切ですが、こういったトラブルを極力避けることができるように、無料提案サービスを行っている制作会社を利用するというのも1つの手です。無料提案サービスとはロゴ作成を依頼した際に無料でいくつかのパターンのロゴを提案してもらうことができるサービスのことです。
提案されたロゴの中に気に入った物があれば料金を支払って、細かな希望などを組み込んでもらうことになります。まずはデザインを見てみたい、ロゴのデザインのイメージが固まっていないという場合にもおすすめのサービスです。
まとめ
ロゴの作成を制作会社に依頼する場合、まずは無料の提案サービスを利用することで最初の複数の案件を無料で提案してもらうことができます。案の数については制作会社によって違います。もちろん気に入った案件がない場合は無料でキャンセルすることができ、費用をかけずにまずはロゴのデザイン案が欲しいという場合にぴったりです。
無料提案サービスでよりクオリティの高い、自分のイメージ通りのロゴを作成してもらうことができるように色やだいだいのイメージ、イメージの参考になりそうな資料などを準備しておくことで無料の提案である程度決定することができるようになります。